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2016年キューティー映画総括

2016年キューティー映画総括
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毎年、年の瀬のギリギリにアップするその年のキューティー映画のトピック。今年もギリギリに配信です。

2016年キューティー映画トピックス

・ミュージカル映画、来年大ブームの基礎つくり
・世界的に増えているキューティー映画。その作風の変化。
・cueからcuemovieへ

ミュージカル映画、来年大ブームの基礎つくり

米NBCのクリスマス恒例の生放送ミュージカル番組などがきっかけになり、ミュージカル映画の企画やリメイクが増えました。今後もこの流れは大きくなりますし、2016年の動きは来年がミュージカルの年になる助走となっています。

特にアメリカの大手ネットワークでは配信との差別化を図る意味でも、リメイクのミュージカルTV映画を各局が企画しました。
今年はFOXの『グリース ライブ!』『パッション -キリストの最期-』『ロッキー・ホラー・ショー』、NBCでは『ヘアースプレー』などが放送されました。今後この流れではABCが『ダーティ・ダンシング』の放送が来年予定されていますし、ドラマの「スーパーガール」と「フラッシュ」の共演エピソードはミュージカルで作られる予定です。

映画では今年後半に『ラ・ラ・ランド』の好評価が話題となっており、来年のブームの先駆けを作っています。

世界的に増えているキューティー映画。その作風の変化。

キューティー映画は世界的に増加傾向にあります。中国はアメリカのキューティー映画をリメイク(ローカライズ)して一定の成功を収めているだけではなく、オリジナルのキューティー映画を大ヒットさせています。インドも女性向けのキューティー映画がどんどん作られていますし、フィリピン、タイなどアジア諸外国もキューティー映画が作られいずれもヒットしています。

配信にもキューティー映画は積極的にラインナップされており、以前にも増して多チャンネル化が進んでいます。特に日本ではキューティー映画の未公開作品がビデオスルーではなく、いきなり配信されることも増えてきました。ますます探すのが大変になっています。

一方でアメリカでのキューティー映画の作風に変化が起こっています。社会の風潮や流行に敏感なキューティー映画の作風の変化は以前からありましたが、2016年はそういったことが加速した感があります。楽しくキラキラした作品はすっかり影を潜め、地味目で負け犬が主人公のリアリティのある作品が主流となってきました。
まるで80年代のきらびやかなロック・ポップスのあとに現れたネルシャツ&ジーンズのグランジ・ロックのようです。

今年は王道的なキューティー映画はアジアやヨーロッパから来て、王道的なキューティー映画を作ってきたアメリカからは作家性の強い小品が来るという印象でした。今後王道的なキューティー映画はTV映画やドラマが中心、しかも諸外国からアメリカに輸入される作品がメインになるかもしれません。

cueからcuemovieへ

そういう流れもあり、当サイトもそろそろ変化のときが来たかなと感じています。
これまで海外の最新ニュースを中心にしてきましたが、今年はキューティー映画に関するニュースがとても減った感じがあります。
そしてハリウッドを中心とした作風の変化も、キューティー映画として紹介できる作品が減っているように思えるのです。

キューティー映画は「良作」より「一生懸命な作品」が重要だと思っています。作り手側としてはがんばったけど、予算の関係などで映画の出来としてはちょっと…な作品でも、一生懸命で楽しかったり、共感したりするのがキューティー映画の本質だと思っています。

気付いてくれた人はあまりいないと思いますが、サイト名を今年「cue」から「cuemovie」に変えました。元々当サイトは日本の映画評論や映画サイトでは下に扱われがちなキューティー映画をちゃんと評価し紹介することが目的でした。ここ数年そのコンセプトに準じて、海外のニュースからキューティー映画に関することを分析して記事として掲載してきました。
ありがたいことにずっと右肩上がりでアクセス数も増えています(今年11月にはとうとうアクセスにサーバーが耐えきれなくなり、より強いサーバーに移転しました)。しかしニュース配信をするのが目的になってはいけません。アクセスを稼ぐならニュースサイトのほうがいいのでしょうが、「キューティー映画を紹介する」本来の目的に注力するべきだと考えました。

サイト名の変更は海外でのニュースや作品の質の変化もあり、ここで本来の目的である「一生懸命なキューティー映画を紹介すること」に今一度戻そうというのが改変の理由です。今年は裏側でその準備をしてきました。来年からそれを具体化していこうと思っています。

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