Home Column キューティー映画ファンが『スター・ウォーズ』を観る10の理由(ワケ)

キューティー映画ファンが『スター・ウォーズ』を観る10の理由(ワケ)

キューティー映画ファンが『スター・ウォーズ』を観る10の理由(ワケ)
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『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』乗っかり企画ではないのですが、いや、完全に乗っかり企画なんでしょうけど(笑)、以前からどこかのタイミングでスター・ウォーズとキューティー映画の関係は書いておきたかったので、これを機に書いておこうと思います。スター・ウォーズをキューティー映画視点で語ってみます。よくある女性客向け宣伝記事ではありません。あしからず。


スター・ウォーズは間接的にキューティー映画に大きな影響を与えています。そして今後のスター・ウォーズはキューティー映画に寄ってきます。その辺を踏まえて、まずは基礎的なことから書いていきます。

1.スター・ウォーズがアメリカの文化になったわけ

1977年に公開された『スター・ウォーズ』は、それまであったSF・エンタテインメント映画の常識を覆しました。
安い予算で適当に作っていたチープな子供向けのSF冒険活劇を、大真面目にお金をかけて大人でも楽しめるものとして作りあげました。最新の特撮技術を使い、異世界にリアリティを感じられる一級のエンターテインメント作品が登場したのです。

ビジネス面でも、今では当たり前の、映画のキャラクターを使ったおもちゃや飲食物などのマーチャンダイズ・ビジネスは『スター・ウォーズ』が根付かせました。
原作・監督のジョージ・ルーカスは、監督料やヒットした後の成功報酬の率を下げる代わりに、続編の権利やマーチャンダイズの権利などを希望します。公開前ですから『スター・ウォーズ』がヒットするかも分かりません。当然作るかどうかわからない続編の権利など何の得にもなりません。そして当時の映画会社にとって映画での収益が全てであり、ポスターなどのグッズは大したお金になりませんでした。そうして権利に関してはルーカスの希望通りとなります。

公開前はヒットしないだろうと思われていた『スター・ウォーズ』はフタを開ければ超特大ヒット。子供から大人まで夢中になり、作品に出てくるロボット(スター・ウォーズでは「ドロイド」と呼びます)などのメカやキャラクターのおもちゃは飛ぶように売れ、これによりマーチャンダイズの権利を持っていたルーカスはそれまでの映画監督では得られることがなかったほどの報酬を得ます。その成功でルーカスは続編以降を映画会社の出資に頼らず自らの資金で製作するようになります。「スター・ウォーズは世界で最も高額な自主映画」と言われる所以です。

スター・ウォーズは『帝国の逆襲』『ジェダイの帰還』と次々に続編が公開され、いずれも大ヒットを記録。完全に映画の1ジャンルとなり、アメリカのエンターテインメント映画の流れを作り出します。人生をスター・ウォーズに捧げるような熱狂的なファンも生み出し、世代も引き継がれ、大人から子供まで男性女性関係なくスター・ウォーズはアメリカに浸透し文化となりました。

2.スター・ウォーズが与えた映画技術への影響

スター・ウォーズ・シリーズは1作目以降は自己資金で製作していますから、ヒットすれば通常より大きな配分での収益がルーカスに流れ込みます。ルーカスはそのお金を、最新特撮を開発するための会社ILM(インダストリアル・ライト・アンド・マジック社、通称:アイ・エル・エム)に投資して様々な最新技術を開発していきます。
みなさんがパソコンで使っている画像ソフトの基礎はILMで開発されたものです。デジタルカメラの開発や映画館の音響を多チャンネル化したのもルーカスです。ピクサーは元々ILMの一部門として発足したのも有名な話です。

キューティー映画も今やデジタル合成は当たり前になっています(SF映画などと違い、予算の少ないキューティー映画ではデジタル合成の使い方も制作での使用目的がSF映画などと異なっていて、これはこれでとても面白いのですが、そのあたりはまた別の機会に)。そういった技術も元をただせばスター・ウォーズのおかげです。『ピッチ・パーフェクト』のような音楽映画やミュージカル映画が多チャンネルで迫力あるサウンドを使って感動させてくれるのも、ジョージ・ルーカスが映画館の音響設備を改善していったおかげです。

3.スター・ウォーズとアメリカ、そしてキューティー映画の関係

そんなわけで、スター・ウォーズは70年代以降のアメリカのエンタテイメント文化、通俗文化の一端を担っています。
そして、ここからキューティー映画に密接に関係してくるのですが、キューティー映画に登場するキャラクターは普通の庶民が多いわけで、10代から50代に至るまでスター・ウォーズを通過している設定として、日常会話でスター・ウォーズのネタが当たり前のようにバンバン出てくるのです。

その辺りは吹替えだと上手く意訳されてますが、スター・ウォーズを知っていていれば、英語がわからなくても使われている固有名詞などで、もっと面白くなります。さらにキューティー映画によく出演する俳優にスター・ウォーズの強烈なファンも多く、セレブニュースのネタにも関わってくるのです。
そんなわけで、キューティー映画ファンはスター・ウォーズを基礎知識として見て知っておく必要があると思うわけです。

4.スター・ウォーズのシリーズについて

ちなみにスター・ウォーズは、劇中の歴史の順番と、公開された順番が異なります。最初の『スター・ウォーズ』は公開時はシンプルなタイトルでしたが、後にシリーズ化された時、シリーズ作品同様『新たなる希望』というサブタイトルが付きました。今ではそちらで呼ばれます。

公開された順番は4『新たなる希望』→5『帝国の逆襲』→6『ジェダイの帰還』→(16年後)→1『ファントム・メナス』→2『クローンの攻撃』→3『シスの復讐』→(10年後)→7『フォースの覚醒』となります。
その他にTV映画、TVアニメシリーズ、関連小説など、スター・ウォーズの世界観を使って膨大なドラマがあらゆるメディア作り続けられています。

歴史が遡る過去(前章)のシリーズ。こういう今では当たり前で、キューティー映画でも行われるシリーズ展開はスター・ウォーズが生み出しました。

5.スター・ウォーズをキューティー映画としてみる

スター・ウォーズはSF冒険活劇、つまり男の子のための映画ですが、ちゃんとロマンティックな恋愛要素もあります。「恋愛」という視点でスター・ウォーズ・サーガを見てみると

4『新たなる希望』は、敵に囚われたお姫様のレイアを巡って、主人公の田舎青年ルーク・スカイウォーカーと荒くれ者でニヒルなハン・ソロが互いにレイア姫にアピールする話です。青春学園モノです。

5『帝国の逆襲』は、レイアとハンが反目し合いながらも互いに惹かれるという恋が描かれます。ロマンティックな社会人モノです。ここでは2人の間で交わされる有名な台詞「愛してるわ(I love You)」「ああ、わかってる(I Know)」というのがあります。

6『ジェダイの帰還』は、レイアとハンの関係が出来上がった上で、親友ルークを気にするハンという構図の三角関係が描かれます。レイアとハンの「愛してるわ(I love You)」「ああ、わかってる(I Know)」という台詞が再び使われますが、とても効果的で実に小粋な使われ方をします。

1『ファントム・メタス』はアナキン・スカイウォーカー(ダースベイダー)の子供時代と、若きパドメ・アミダラ女王の出会いが描かれます。年上の女の子に恋する男の子のジュブナイルものです。

2『クローンの攻撃』は、青年になったアナキンとパドメの恋が描かれます。警護するアナキンはジェダイ騎士団の一員ですが、ジェダイでは恋愛禁止です。そんな彼と女王パドメの禁断の恋。2人の甘い一時が大いに描かれます。完全にキューティー映画です。

3『シスの復讐』は、アナキンとパドメの恋と嫉妬が描かれる愛憎劇です。

6.人間関係の例え

キューティー映画、特にハイスクールものなどで、恋愛指南をしてくれる人のことを「マスター」「ヨーダ」その弟子を「パダワン」と呼ぶ事がありますが、これはスター・ウォーズの世界で重要な設定となる”ジェダイ騎士団”の師匠と弟子の関係を指す単語として使っています。

特に2作目『帝国の逆襲』から出てくる”ヨーダ”という師匠キャラクターの名前は、普通に「師匠」の代名詞として使われることが多いのです。台詞をよく聞いてみてください。キューティー映画で「ヨーダ」という単語は非常に多く登場します。学園モノ、社会人モノ、育児モノ、ジャンル関係無しで使われています。そしてしゃべり方が特徴があるので、そのモノマネもよく披露されます。ちなみにヨーダはマペットで、それを動かし声を演じていたのは「セサミ・ストリート」「マペッツ」のスタッフです。ヨーダを説明した海外の動画です。とてもよくまとまっています。

スター・ウォーズの悪の概念として、善の力に比べて圧倒的な悪い力の魅力「ダークサイド」に取り憑かれた人は「シス」として悪の道を進むというものがあります。
これになぞらえて、主人公にとって敵…例えば上司や先生のことを「シス」と呼ぶ事があります。スター・ウォーズでは悪の心に侵されてしまった人を「ダークサイドに落ちた」といいますが、これもキューティー映画で、何かの報酬で寝返ったり、裏切った人のことを指して使ったりします。

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