Home Column 『タンジェリン』監督によるKENZOの短編映画『Snowbird』

『タンジェリン』監督によるKENZOの短編映画『Snowbird』

『タンジェリン』監督によるKENZOの短編映画『Snowbird』
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kenzo-snowbird_00全編iPhoneで撮影されたことで話題となったキューティー映画『タンジェリン』の監督ショーン・ベイカーが、ファッションブランドのKENZOの新作短編映画『Snowbird』を、またしてもiPhoneで作りました。


舞台はカリフォルニア州南部にある電気もガスも水道もないスラブ・シティ。ここは元々海兵隊のキャンプ地だったところに、ホームレスたちがキャンピングカーや廃車などに住むようになった実在する場所です。
そこに住む若い女の子が、手作りケーキを持ってホームレスたちのところを訪れ、ケーキを配っていきます。

出演はアビー・リー・カーショウ(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』)、クラレンス・ウィリアムズ三世(『大統領の執事の涙 』)その他の出演者は全て実際にスラブ・シティに住んでいる人たちです。

最初、若くて美しいアビー・リー・カーショウが老婆のところに行って一緒にケーキを食べるというシチュエーションで、ショーン・ベイカーのデビュー作『チワワは見ていた』を連想しました。

彼は『チワワは見ていた』『タンジェリン』共に、社会の底辺にいる人々を、乾いたタッチながらとても優しい視点で描いていますが、本作でもそこは変わりません。
アビー・リー・カーショウがケーキを持ってスラブ・シティに住むホームレスのところに行ってケーキを食べながらおしゃべりをするのを繰り返しますが、汚い舞台であるにも関わらず、どこかホンワカした雰囲気があるのは彼ならではです。

短編の最後に仕掛けがあります浦島太郎のようなオチになっていて面白いです。

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