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追悼:ジョナサン・デミ監督

追悼:ジョナサン・デミ監督
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ジョナサン・デミ監督が亡くなりました。享年73歳。彼の功績はアカデミー賞監督賞を受賞した『羊たちの沈黙』を中心に語られますが、キューティー映画としては『スイング・シフト』『幸せをつかむ歌』に焦点を当てたいと思います。


ジョナサン・デミ監督はトム・ハンクスがアカデミー賞主演男優賞を受賞した、エイズになった弁護士を描いた『フィラデルフィア』など社会派作品や、有名ミュージシャンなどのドキュメント映画(ライブ映像)を数多く撮っていました。
一方でコメディやハートフルな作品も多く撮っています。

ゴールディ・ホーン、カート・ラッセル共演、戦時中、夫が出征し軍事工場で働くことになった主婦がジャズマンと浮気して…女同士の友情を含めて当時の様子を楽しく描いた『スイング・シフト』。ゴールディ・ホーン、カート・ラッセルの2人はこの映画をきっかけに結婚します。

そして彼の最後の長編映画はメリル・ストリープが実の娘メイミー・ガマーと母娘役を演じた『幸せをつかむ歌』でした。メリルの役はロック歌手という設定で、劇中には彼女が歌うさまざまなカヴァー曲も多く登場しました。
そのラストシーンは、メリル・ストリープが歌うブルース・スプリングスティーンの「My Love Will Not Let You Down」。この曲は元々お蔵入りだった曲です。今ではライブで重要な曲となっています。
この選曲は、たまたま聞いたメリル・ストリープによるものだそうですが、音楽にも造詣が深く数々の有名ミュージシャンのPVやドキュメント映画を撮ってきたジョナサン・デミ監督だからこそ、この曲でラストシーンを演出できたのでしょう。(ブルース・スプリングスティーンは『フィラデルフィア』で主題歌を提供しています。)
素晴らしく幸せなラストシーンです。

そんな音楽に通じている彼の最後の大仕事は、Netflixオリジナル、ジャスティン・ティンバーレイクのライブ・ドキュメント「ジャスティン・ティンバーレイク+ザ・テネシー・キッズ」でした。(その後、TVシリーズ中の1話を演出していて、それが彼の最後の作品です)



ご冥福をお祈りします。

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