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P愛しのアクアマリンP

ソカテゴリー:cue Review, 【ア行】, コメディ, トウィーンズ, ファッション, 作品情報, 友情, 恋愛

aquamarine_j.jpg
Aquamarine (2006年 アメリカ 日本未公開)

Story

クレア(エマ・ロバーツ)とヘイリー(ジョアンナ・JoJo・レヴェスク)は大親友。しかしもうすぐヘイリーは引っ越しすることが決まっていて離れ離れになってしまう。ある嵐の夜、そんな2人のもとにアクアマリンという名の人魚(サラ・パクストン)が現れた。父親の決めた金持ち人魚との結婚から逃れるには3日間で彼氏を見つけ出さなければならない。2人は人の姿になったアクアマリンの恋人探しを手伝いことになる…

Cast

エマ・ロバーツ:クレア
ジョアンナ・JoJo・レヴェスク:ヘイリー
サラ・パクストン:アクアマリン
ジェイク・マクドーマン:レイモンド
アリエル・ケベル:セシリア
クローディア・カーヴァン:ジニー
ブルース・スペンス:レオナルド
タミン・サーソク:マジョリー
ロイ・ビリング:ボブおじいちゃん
ジュリア・ブレイク:マギーおばあちゃん

Staff

製作:スーザン・カートソニス
原作:アリス・ホフマン
監督:エリザベス・アレン
脚本:ジェシカ・ベンディンガー,ジョン・クエインタンス
撮影:ブライアン・J・ブレーニー
音楽:デヴィッド・ハーシュフェルダー

Goods

『愛しのアクアマリン』国内版DVDはHMV先行販売のためAmazon.co.jpで扱っていません。
(購入はこちらから)ルHMV愛しのアクアマリンページ

Aquamarine: Music From The Motion Picture

Sony (2006-02-21)


Aquamarine

著者/訳者:Alice Hoffman

出版社:Scholastic Trade (2001-04)



Notes

去年の春にアメリカで公開され評判がよかったのと、予告編、ポスター写真が秀悦なので、いつDVDスルーで日本に来るのかと待っていたのですが(国内でのキューティー映画の劇場公開は期待しません…)、まさか1年半かかるとは。

で、やっと観ることが出来たのですが、これほどまでに素晴らしい出来とは思いませんでした。

出来れば、これは夏休みの終わりに観てもらいたい映画です。
小さい頃、引越しをして友達と離れ離れになってしまったことのある人にはたまらない内容だと思います。
甘く切ない、ひと夏の思い出を描いた秀作です。

aquamarine.jpg元画像(57KB)先にも書きましたが、パッケージ写真が何気ないのに実に素晴らしいです。この映画の描きたいこと、描いていることを一発で物語っている写真です。ようは恋愛映画ではないんです。女の子たちの友情と成長の物語なんです。
それに比べて日本版DVDのパッケージは…



aquamarine_j.jpgやっつけもいいところです。






公開は『RV』が先になりましたが、ティーンの人気歌手JoJoのデビュー作となります。
ジュリア・ロバーツの姪、エマ・ロバーツ(今年、ナンシー・ドリューのキューティー映画実写化で主演のナンシーを演じて大ヒット)が引っ込み思案で依存的な女の子を好演。
派手でかわいい人魚役には子役からやってて今ひとつ垢抜けないサラ・パクストン。
サラ・パクストンは『スリープオーバー』でのライバル役が良かったですが、この作品でもコメディー・リリーフを好演しています。彼女のしゃべりかた、「ん?」みたいなアクセントが最初によく入りますが、癖なんでしょうか?

お話は、13歳の仲良し女の子2人組がいまして、その片方が引越しが決まってしまっているので、これが2人最後の夏休みなんですね。
夏のある日、2人は人魚と出会います。
その人魚は父親の決めた人魚と結婚させられるのが嫌で、3日間のうちに人間の男をゲットしないといけない、と地上にやってきます。人魚は水にぬれないか、もしくは日没までなら人間の姿でいられるという設定です。
人魚の恋がうまくいくと、願い事をかなえてもらえると聞いた2人は、願い事で引越しをやめさせるために人魚の手助けをすることになります。

定番なお話です。しかし、人魚の恋愛シチュエーションでキューティー映画らしいロマンティックさや楽しさを見せつつ(パーティーシーン、着替えシーンなど定番は全部あります)、夏の3日間での女の子たちの友情と成長を描いた、実にグッと来る話に仕上がってるんですよ、これが。

音楽の使い方が絶妙です。BGMがロマンティックできれいな旋律で、切なさを盛り上げてくれます。
使用楽曲もWeezerから80’sまでカヴァー曲が多彩です。特にWeezerの「Island In The Sun」で踊るダンスシーンは素晴らしかったです。

アクアマリンのマニキュアが感情の変化で変わるという演出はかわいいのですが、どの色だとよくて、どの色だとよくないのか、今ひとつわからん…(笑)
どうせなら、恋したらハートのマークがマニキュアについたりしたら良かったのに。

最後のクライマックスの海の背景合成がかなり安い感じで、画が人工的に見えたのはもったいなかったです。
それまでの映像が、フラットではなく、影を使った深みのある映像だったのに(カメラマンさんがうまいです)安い合成シーンのせいでノッペリした画になってしまいました。もったいない…

(以下ネタばれです)

まさかラストの海の合成、まさかキスシーンのあとに出るCGイルカのためだけ、ってことじゃないですよね…
アクアマリンと男の子が海の上でキスするだけだから、ライブでも全然撮れたはずなのに。

ラスト、2人の少女がお互い自分の家に帰るため、分かれるのをカメラはロングショットで捉えます。
お互い別々の道を歩み、自立するというのを暗示するカットです。
そして、最後の最後、2人がそれぞれ画面の端に行ったときにとる、さりげない行動まで見てください。
画面の隅っこでお互い「バイバイ」と手を振っています。この何気なさが実にさわやかでいいです。

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