
メーガン(ナターシャ・リオン)は学園の花形チアリーダー。彼氏もいるけどなんとなくシックリこない。ある日、娘がレズでは?と心配した両親はメーガンを同性愛リハビリキャンプに参加させる。キャンプは一癖あるゲイとレズだらけ。そこでメーガンは矯正するどころか逆に自分が同性愛者であることを自覚していき、同室のグラハム(クレア・デュバル)に強く惹かれていく…
ナターシャ・リオン:メーガン
クレア・デュヴァル:グラハム
キャシー・モリアーティ:メアリーJ・ブラウン
ダンテ・バスコ:ドルフ
ルポール:マイク
エディ・シブリアン:ロック・ブラウン
バッド・コート:メーガンの父
ミンク・ストーン:メーガンの母
カトリーナ・フィリップス:ジャン
メラニー・リンスキー:ヒラリー
キップ・パルデュー:クレイトン
製作:リアンナ・クリール,アンドレア・スパーリング
原案:ジェイミー・バビット
監督:ジェイミー・バビット
脚本:ブライアン・ウェイン・ピーターソン
撮影:ジュールス・ラバース
音楽:パット・アーウィン
いや〜、ゆるい(笑)
編集もストーリー運びもゆるく、全体のテンポがとにかくユルユル。
レズでもホモでも自分らしく生きましょうという、何気に大事なテーマが皮肉たっぷりに語られているんですが、ベタベタなギャグも満載というなんともトンマな感じ(ほめ言葉です)がとってもかわいらしいキューティー映画です。
画面のピンク度では『キューティ・ブロンド』に勝ってます。
主人公以下、女性キャラの衣装はずっとピンク、キャンプの女校長のスーツもピンク(ベッドもライトスタンドもピンク)、キャンプの部屋は壁も床もベッドもシーツもみんなピンク…
画面のどこかが常にピンク色です。
主役のナターシャ・リオンの、大きなおめめをキョロキョロさせて事件に巻き込まれていくオドオドぶりがとってもかわいいです。
最初に彼氏とブチューと長時間キスをするシーンがあるんですが、そのときの目のクルクル回しっぷりがキュート。妄想の中での女の子のキスシーンもディープキスなんですが、なんだかいやらしくなくかわいらしい。ラストの意を決して行う愛の告白シーンが不器用ながらとっても素敵です。
この映画、ナターシャ・リオンの垢抜けないホンワカさと、クレア・デュバルの憂いと影を持つ不器用な人物を演じるマジ芝居(笑)、しかもその2人がレズ・カップル、というアンバランスさが面白くしています。
あ、でもこういう映画ではお約束のクネクネしたゲイ * 1
で笑いを取るシーンはどれも成功しています。
ゲイ達を矯正する黒人教官(元ゲイという設定)のTシャツには思いっきり「Straight is Great」とプリントされてるベタな笑いも面白かったです(笑)
そのゲイ達の中に『タイタンズを忘れない』『ドリヴン』のキップ・パルデューがいます。キップのデビュー作です。男とチューしたりまぐわったり、罰として犬小屋に入れられたり大活躍(?)です。
他に、『2番目のキス』に出ていたアイオン・スカイが、主人公がキャンプに入るとき見せられるビデオの中で、レズから見事矯正して男性と結婚した人を演じています。
音楽も要所要所に、センスのいい選曲がなされていて、途中に出てくるゲイ・バーでかかっているハウスなどは、低予算の映画にしてはとってもかっこいい曲だと思いました。
(以下ネタバレです)
ラストのラストも、しゃれたオチがついてて面白かったです。
スタッフロールが出る直前にカメラが捉える人物に注目すると、「あぁ、なるほど、やっぱりね。」と笑えます。
その人物とは同性愛矯正キャンプの女校長で、「同性愛者を子に持つ親の会」にこっそり参加している…
つまり、映画の中で途中途中に出てくる女校長のマッチョな息子(ゲイっぽい仕草を多数披露していますがストレート)がゲイになってしまった、というオチですね。