グリッター きらめきの向こうに
Story
1980年代初頭、ビリーは(マライア・キャリー)ニューヨークのクラブで働いていた。ビリーの歌声に惚れこんだ人気DJのジュリアン(マックス・ビースリー)は彼女を売り出すことに。ジュリアンの尽力で徐々に認められメジャーレコードと契約しスターへの道を進むビリー。しかしジュリアンはレコード会社に解雇されてしまう。そんな中、ビリーの夢でもあるマジソン・スクエアガーデンでの初のコンサートが間近に迫っていた…
Cast
マライア・キャリー:ビリー・フランク
マックス・ビースレイ:ジュリアン・ダイス
テレンス・ハワード:ティモシー・ウォーカー
エリック・ベネイ:ラファエル
ドリアン・ヘアウッド:ガイ・リチャードソン
アン・マグナソン:ケリー
ダ・ブラット:ルイーズ
Staff
製作:ローレンス・マーク
原案:シェリル・L・ウェスト
監督:ヴォンディ・カーティス=ホール
脚本:ケイト・ラニアー
撮影:ジェフリー・シンプソン
音楽:テレンス・ブランチャード,マライア・キャリー
Goods
Notes
ラジー賞多数のコーナーでエントリー、映画も大ゴケした愛すべきキューティー映画です(笑)
構成がぼよ〜んと単調でして、サクセス・ストーリーとしてはあまりに順当に行き過ぎます。
生き別れの母親への思いも中途半端に出ては消えで、今ひとつ芯が通っていない。マライアも熱演はしているのですが、何か中途半端にいつもにやけ顔(に見える)で、今ひとつ感情が伝わってきません。
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そういや、マライヤって一時期、自分がブスに見えると思ってる角度からの写真撮影は禁止だったはずですが、この映画では解禁してますね。当たり前ですが。
と、文句ばかりですが、でもやっぱり劇中の音楽シーンはさすが。
時代設定が80年代なので当時っぽいサウンドがわんさか出てきてとても楽しいです。
マライアが歌って「素晴らしい歌声だ」とみんなが納得するシーンの数々は実に説得力があります。いずれのシーンもその歌いっぷりが実に気持ちいいです。
劇中でマライアが売れていくときの曲「I Didn´t Mean To Turn You On」は僕的にはロバート・パーマが歌った方なんですが、これはオリジナルのシェレールの方のカバーだそうで。
この曲はジャネット・ジャクソンのプロデュースで有名なジミー・ジャム&テリー・ルイス作で、この映画サントラ(マライアの同名のアルバム)のプロデュースもしています。
マライアのデュエット相手でエリック・ベネイが出てきます。この人、ハル・ベリーの元旦那で、甘い声のボーカルに一時もてはやされました。最近はあまりパッとしませんが…
劇中、マライアが恋人にシンセサイザーをプレゼントするシーンが出てきます。彼氏が大感激するそのシンセは名機ヤマハDX7 * 1 。当時大人気のシンセサイザーでした。しかし、いまや携帯電話の着信音の方がDX7の音色を遥かに凌駕しています。時代を感じさせます…
内容面・演出面に問題は若干あるものの、様々なタイプのマライヤの歌が堪能できて、さらに80年代の匂いも感じさせてくれる楽しいキューティー映画です。
ラストのコンサートシーンも、歌自体は感動的なのですが、コンサートとしてのシチュエーションがおかしくて僕は大爆笑してしまいました。
舞台ではダンサーが踊りまくりの客ノリまくりで雰囲気は最高潮!
そこにマライア登場!!会場のボルテージは一気にヒートアップ!!!
なのに、マライアは演奏を止めて「大事な人を大切にね」とデンコちゃんのようなメッセージを語り、しっとりバラードを熱唱。
コンサートの1曲目にバラード熱唱ですよ。さっきまでの盛り上がりの行き場をどうしたらええんやと。お客さんかわいそうすぎますす(笑)
と、まぁ楽しく突っ込んでしまうシチュエーションなんですが、このコンサートシーン、ここだけ劇中の役のビリーではなく、マライア・キャリー本人に見えてしまったのが一番の失敗だと思います。
カメラアングル、カット割がマライアのコンサート映像と同様だからそう見えてしまうんですね。映画ならもっと普通のコンサートでは見れない色んなカット(歌を聴く人々の反応、ステージ裏、他の場所の描写)を積み重ねるべき。マライヤのプロモーションムービーにしても、これは演出のツメが甘いといわざるを得ません。
さらにラスト、個人的にはまたまた大爆笑した母親との再会のシーン。
感動&大成功のコンサートが終わり、そのまま胸元ばっくり開いたセクシーなステージ衣装のまま長いリムジンに乗って直接田舎へ。
いくら一気呵成に行きたい展開だからといっても…一拍おきましょうよ(笑)
田舎の牧歌的風景と都会のゴージャスさのミスマッチが最高のラストでした。
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