ハービー 機械じかけのキューピット
Story
父(マイケル・キートン)はレースチームの監督、兄(ブレッキン・メイヤー)はレースチームのエースというレーサー一家の娘マギー(リンジー・ローハン)はレーサーとしての天性の才能を持ちながらも父の反対でレーサーになれずにいた。父に車を買ってもらうことになったマギーはそこで意志を持つオンボロのフォルクスワーゲン、ハービーと出会う。ハービーは昔レースの花形だった。マギーはハービーと共に夢に向かって走り出す…Cast
リンジー・ローハン:マギー・ペイトンマイケル・キートン:レイ・ペイトン・シニア
マット・ディロン:トリップ・マーフィ
ブレッキン・メイヤー:レイ・ペイトン・ジュニア
ジャスティン・ロング:ケヴィ
ンシェリル・ハインズ:サリー
ジミ・シンプソン:クラッシュ
ジル・リッチー:カリスマ
トーマス・レノン:ラリー・マーフィ
ジェレミー・ロバーツ:クレージー・デイブ
Staff
製作:ロバート・シモンズ監督:アンジェラ・ロビンソン
原案:トーマス・レノン, ロバート・ベン・ガラント, マーク・ペレズ
脚本:トーマス・レノン, ロバート・ベン・ガラント,アルフレッド・ガフ,マイルズ・ミラー
撮影:グレッグ・ガーディナー
音楽:マーク・マザースボウ
Goods
「ハービー/機械じかけのキューピッド」「ラブ・バッグ」 パック (初回限定生産) [DVD]
販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2005-12-21)
時間:209 分 /2枚組 ( DVD )
『ハービー』のオリジナル、TVシリーズ『ラブ・バッグ』オリジナル版です。
Notes
往年のTVシリーズ『ラブ・バッグ』のリメイク作品です。しかし、この作品、単なるリメイクではありません。ちゃんとオリジナルからの続編の展開になっています。
まずこの映画、80年代ロックファンにはたまりません。重要なシーンでヴァン・ヘイレンの「JUMP」ですよ。
しかも曲とアクションがちゃんと合っててかっこいい。
ラヴァー・ボーイ(!)の曲なんかも流れます。今どきラヴァー・ボーイとは(笑)。←笑うところです。
あと、ビーチボーイ、Tレックス、ステッペンウルフなどの名曲のカヴァーも流れます。特にビーチボーイズの「Fun Fun Fun」をカヴァーしたケイリー・ピータース(『アイス・プリンセス』主題歌)のバージョンはロック・アレンジがかっこいいです。サントラはお薦めです。
映画のほうはまずオープニングで80年代の懐かしい車キャラ。 * 1
がスペシャルゲストでチョロっと出ます。
「おぉ!」という感じです。 ハービーが元祖ですからね、新旧ご対面という感じでしょうか。
リンジー・ローハンのそばかす具合はますます酷くなって、胸元ばっくりでハァハァなはずのシーンが「おいおい、ドウラン塗ってごまかしたれよ」と思うくらいひどいです…。
なので、首すっぽりのTシャツ姿のほうが、リンジーちゃんのバインバインな胸が強調されてていいです。
この映画の後、リンジーは髪を赤毛から金髪に変えたので赤毛でバインバインなリンジーちゃんが見れる最後の映画かと。
ちなみに劇中には、リンジーがブレイクしたきっかけのキューティー映画『フォーチューン・クッキー』にちなんだ台詞がお遊びで出てきますよ * 2 。
と、リンジーちゃんのことばかり書いてると、単なるファンのおっさんの痛い独り言でしかないので、もう少しなんちゃって感想を連ねた、ある意味もっと痛い独り言をば。
お話自体は展開予想が出来る映画です。でも、この映画はそういう予定調和をいかに気持ちよく見続けさせるか、いかに盛り上げて見せるかというところが重要だったりするわけです。
で、それが見事に出来ています。 観ていて楽しく爽快感があります。
中盤、リンジーちゃんがマット・ディロンに騙されて、カッコイイレースカーと親友のハービーを賭けの対象にしてしまい、賭けに負けてディロンに連れて行かれたハービーがメッタメタに壊されるというシーンがあります。
ハービーがぼろぼろになっていく姿は、『天空の城ラピュタ』でロボット兵が潰れていくシーンに涙した人ならググッと来るでしょう。
ほんと痛々しくていいです。
その後リンジーちゃんが助けに来て「私のわがままでごめんね!」とハービーに謝ってコンビ復活となるんですが、そこで先にも書いたヴァン・ヘイレンの「JUMP」ですよ。燃えます。
ちゃんと曲のキーボードソロパートの盛り上がりを映像のクライマックスに合わせた演出なんてサイコー!
ただ、「JUMP」の歌詞自体は「嫌な事があれば飛んじまえ」といった、実は後ろ向きな内容なんで微妙なんですが(笑)
ここのシーンは「友情をないがしろにするとダメなんだ。」ということを描いているんですが、こういう単純だけど大事なメッセージを正面切って判りやすく見せるのは凄く重要なことです。非常に好感が持てます。
小難しいテーマを語るより、日常誰もが感じることを恥ずかしがらずきっちり描くのは大事なことです。
ラストのレースが始まる直前の雰囲気はすっごい高揚感が出ていいです。
レースシーンは実際のアメリカ最大のクラッシュ・レース大会を撮影したものだとか。
だからリアルな無数の観客・大歓声は気持ちよかったです。F15の編隊飛行も見れるし。
まさか「ハービー」でF15のかっこいい編隊飛行シーンが見れるとは思わなかったです。
ラストのレースシーンは実際のレース中に撮影したものにCG合成なども加えてますが、ちょっと単調な展開で残念でした。もうちょっとコーナーリングとか、レース中の見せ場を色々用意してもよかったとは思うけどなぁ。
監督は前作『恋のミニスカウェポン』で、チャーリーズ・エンジェルのバチモン設定を使って(笑)レズのキューティー映画を作った黒人女性アンジェラ・ロビンソン * 3 です。
DVDを観ると、削除されたシーンにリンジーと兄の関係など実にいいシーンが多く、人物描写に丁寧な演出がなされています。しかしディズニーの親子映画の方針のため、その辺をバッサリカットされたのはちょっと残念。
意外とアナログな方法でハービーに表情をつけたり動かしたりしているのですが、それでも思った以上にCG会社が多数参加してました。スターウォーズで有名な、世界一のCG会社、ILMもレースシーンのCGで参加してたのにはビックリ。
とにかく、オリジナルが子供向けだったということもありファミリー向けのように宣伝されていますが、「燃える展開の楽しいキューティー映画」として観るととても面白いと思います。
* 脚注 *
- 「やぁ、マイケル…」とやたら運転手に話したりする黒いあいつです。そう、ナイトライダーがハービーと共演しているんです。 [↑Back]
- ハービーと出会うスクラップ場のシーン [↑Back]
- 彼女、自らレズをカミングアウトしています。 [↑Back]








