ダンス・レボリューション
Story
プロダンサーになることを夢に、働きながら市民センターで子供たちにダンスを教えているハニー(ジェシカ・アルバ)。ある日踊っているところを大物ディレクター、マイケル(デイヴィッド・モスコー)の目に留まり振付師として成功への階段を上っていく。ハニーは稼いだお金を子供たちのための新しいダンスセンター設立に使おうとしていた。しかしパーティの席で迫ってくるマイケルを拒んだために、彼女は仕事を干されてしまう…Cast
ジェシカ・アルバ:ハニーメキー・ファイファー:チャズ
リル・ロミオ:ベニー
デヴィッド・モスコー:マイケル
ジョイ・ブライアント:ジーナ
ミッシー・エリオット:自身
ザカリー・イザイア・ウィリアムズ:レイモンド
アンソニー・シャーウッド:ハニーの父
Staff
製作:ビリー・ウッドラフ,マーク・E・プラット監督:ビリー・ウッドラフ
脚本:アロンゾ・ブラウン,キム・ワトソン
撮影:ジョン・R・レオネッティ
音楽:マーヴィン・ウォーレン
Goods
Notes
この映画、もともとはアリーヤ主演で進められていた企画でした。アリーヤが飛行機事故で亡くなってしまったため、若手で人気のあるジェシカ・アルバで作られることになりました。ミッシー・エリオットやジェニュワイン、ロドニージャーキンス、ジェイダキッス、トゥイート、Blaque(ブラック)などカメオ出演が多数あり、ヒップホップが好きな人には見所が多い映画だと思います。
選曲はほんと素晴らしいです。
踊りのシーンもふんだんにありますし、ファッションもかっこいいです。特にジェシカ・アルバのスポーティーながらかわいいテイストのファッションは要チェックだと思います。
個人的に、ヒップホップ文化は苦手です。音楽的にはもう蔓延してるから普通に聞けますが、文化としてのヒップホップはオールド・スクール(古(笑))までしか付いていけませんでした。
誤解を恐れずに書くと、今のヒップホップ文化は「仲間内だけで理解し合ってればいい」という「ノリ」「俺様」文化だと思ってます。
この映画も、そういうヒップホップ的な若者のノリで会話を繋いだりしていたのですが、感情表現がとにかく
「誰かが何か言う」→「イェ~イ!」→「握手や手を合わせる」
の連続で、「何が」「どう」「イェ~イ!」なのか観客に今ひとつ伝わってきません。
監督のビリー・ウッドラフは、この後『ビューティー・ショップ』という、黒人女性の美容室を舞台にした映画を撮っていますが、こちらもで会話が黒人特有のノリだけで構成されていて、今ひとつ映画としての会話劇の面白みを感じられませんでした。会話演出、シナリオのさばき方がうまくない監督さんだと思います。
ヒップホップを扱った映画って「貧乏から這い上がっていき」「ギャング(金、麻薬)が絡み」「結果、自分を見つめ直して」「町の人々のために生きる」という展開がとても多いですね。
この展開、ロックを反逆と描くくらいダサいです。すでにヒップホップは主張する音楽からエンタテイメントの音楽になっています。普通に生活やファッションの一部としてヒップホップを扱ってほしいです。
そういう意味で、この映画も残念ながら定番の粋から外れられませんでした。
映画としては、主役のジェシカ演じるハニーがダンサーとして、どう凄いのかという説得力が弱いです。だからなんでトントン拍子にダンサーとして採用され注目を受けるのか判りません。
途中、ジェシカが初めて振付師を任されて悩んでいるときに、町の子供達のバスケや縄跳びする姿を見て、それをダンスに取り入れるシーンがあります。
ここはジェシカのメンタリティーとオリジナリティーが「あくまでも町の人々」にあることがとてもわかりやすくよかったです。こういう描写がもっとあるとよかったとは思います。
ラストのダンスシーンは素晴らしいです。切れがあって一つ一つの踊りに工夫があってかっこいい。
けどジェシカが素晴らしいダンサーという設定の映画なのに、最後自らが踊らないのが不満です。
やはり、クライマックスはジェシカの踊りでしめてもらいたかったです。
カメラの画角が時々、唐突に魚眼レンズっぽくなります。
踊りのシーンでは映像的にダンスに立体感が生まれ空間のメリハリが利きます。非常に効果的です。しかし普通の何気ないシーンでも魚眼レンズになります。オサレを狙ってみたいのかな?意味不明です(笑)





