
レイニー(アンジェリーナ・ジョリー)は上昇志向が人一倍強い、地方テレビ局の人気リポーター。そんな彼女が全米ネットの人気番組の新キャスターに推薦されることになった。まさにわが世の春。そんなある日、街の預言者の取材に出かけたレイニーは「あなたは一週間後に死ぬ」と予言される。最初はまったく取り合わないレイニーだったが他の予言が次々と的中していき覚悟を決める。そして残りの人生を精一杯生きようと決心する…
アンジェリーナ・ジョリー:レイニー
エドワード・バーンズ:ピート
トニー・シャルーブ:ジャック
クリスチャン・ケイン:カル
ジェームズ・ギャモン:レイニーの父
メリッサ・エリコ:アンドレア
ストッカード・チャニング:デボラ
製作:トビー・ジャッフェ,ジョン・デイヴィス,アーノン・ミルチャン,チリ・ウォン
原案:ジョン・スコット・シェパード
監督:スティーヴン・ヘレク
脚本:ジョン・スコット・シェパード,ダナ・スティーヴンス
撮影:スティーヴン・H・ブラム
音楽:デヴィッド・ニューマン
販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2007-12-21)
定価:¥ 1,000 ( 中古価格 ¥ 500 より ) / Amazon価格:¥ 800
時間:104 分 / 1枚組 ( DVD )
アンジェリーナ・ジョリーが、かつらのような似合わないパツキンで全編出たものだから、その年のラジー賞主演女優賞を獲得しています。アメリカの公開で大ゴケしてしまっています。
けど、このパツキン姿が大不評ながらストーリー的に意味があると考えています。キューティー映画として無理矢理好意的に解釈してみます(笑)
映画の始めに主人公が子供時代、マリリン・モンローの「紳士は金髪がお好き」を見ているシーンがあります。その主人公が大人になったときにモンロー風の髪型をして華やかな生活を送っている。でもそれはどこかに無理があって、だから髪型も似合っていない。
で、主人公がやけくそになって、素の自分を見せだして、ラフなクシャクシャな金髪姿になったとき、これがかわいくきれいに見えるんですな。無理をしない、ナチュラルな方がきれいに見えるということなのではないかと。
いや、ジョリーの顔の造形からいって、髪を下ろしてる方が似合うというのは判っていますが(笑)
映画の構成としては、予言者に会うまで、つまり話が転がり始めるまでが長いです。もっとテンポよく主人公の今の栄華をコンパクトに描いておいて、とっとと本題に入ればいいのにと思いました。このため、映画全体が非常に凡庸としたものになってしまっています。
ただ、構成の「転」にあたるシーン、主人公が自分の運命に悲観して、酔っ払ったままやけくそにバス運転手のストをレポートして、ローリング・ストーンズの『サティスファクション』を大合唱させるシーンがあるんですが、ここが凄くいいです。 このシーンがあっただけでこの映画を見てよかったと思いました。というか、このシーンをもっと早くに出すべきです。
ジョリーが最初アカペラで歌いだして、徐々にストをやってるバス運ちゃんにも歌が広がり、同時にストーンズの曲も徐々にボリュームが大きくなって画面にかぶっていき、警備している警察の足も曲のリズムを取り始め、中継しているテレビ局のスタッフもみんなサビを口ずさみ、さらにスタジオのキャスターまでもがサビを口ずさんでいる…。
ここは凄く気持ちよかったです。曲が超有名曲というのもいいです。見ているほうも感情移入しやすいですから。これが同じストーンズでも「I’m Free」とか「Neighbours」とかだったら…。いや、普通選ばないか。 ここの演出は、さすが『ロック・スター』の監督だなぁ、と思いました。
[youtube:http://jp.youtube.com/watch?v=9x2fY8QSTRw]
(この映像では変な映像処理がかかってますが本編はありません。本編をご覧ください。)