エイプリルの七面鳥
Story
エイプリル(ケイティ・ホームズ)は、ニューヨークのボロアパートで黒人の恋人ボビー(デレク・ルーク)と気ままに暮らしていた。感謝祭の朝、エイプリルは絶縁状態の家族を自室に招待して七面鳥のローストを振る舞おうと計画していたがオーブンが故障しアパート中を駆け巡ることに。一方朝から父親の運転する車でニューヨークに向かっていた家族は、母親(パトリシア・クラークソン)がエイプリルへの不信感をあらわにしていた…Cast
ケイティ・ホームズ:エイプリル・バーンズパトリシア・クラークソン:ジョーイ・バーンズ(母)
オリヴァー・プラット:ジム・バーンズ(父)
アリソン・ピル:ベス・バーンズ(妹)
ジョン・ギャラガー・ジュニア:ティミー・バーンズ(弟)
デレク・ルーク:ボビー
ショーン・ヘイズ:ウェイン
Staff
製作:アレクシス・アレクザニアン,ジョン・S・ライオンズ,ゲイリー・ウィニック監督:ピーター・ヘッジズ
脚本:ピーター・ヘッジズ
撮影:タミー・レイカー
音楽:ステフィン・メリット
Goods
Notes
出来ればDVDパッケージの裏に書かれているストーリーや、ここのストーリーなど、とにかくこの映画のないように関する情報を一切得ないまま、先入観なしで鑑賞することを絶対お薦めします。素晴らしい作品です。保証します。
ではご覧ください。さよ~なら~(笑)
小品ですが、淡々と状況を描写していきながら、じょじょに色々なことが分かる展開になっています。
観客が観ながら感じる疑問が、展開が進むにつれていい意味で裏切られ続ける映画です。
監督は『ギルバート・グレイプ』『アバウト・ア・ボーイ』などの脚本を手がけていたピーター・ヘッジズ。初監督作品です。
母親ジョーイ・バーンズを演じたパトリシア・クラークソンはこの映画で全米批評家協会賞・助演女優賞をはじめ数々の賞にノミネート。難しい役柄を軽妙に演じた演技力の高さを評価されました。
物語の時節は「感謝祭」と呼ばれる祝日です。日本ではなじみがありませんが、北米では11月第4木曜日、カナダでは10月第2月曜日があてられています。
感謝祭はみんなでメインディッシュに七面鳥の丸焼きを食べる慣わしがあります。感謝祭のことをTurkey Dayと呼ばれる由来です。
友人や親族などを集めた大規模な食事会になることが多く、感謝祭は大事な家族行事とみなされています。
この辺の予備知識がなくても、なぜケイティー演じる女の子が感謝祭の食事を手作りすることにこだわるのかストーリーから分かりますが。(シナリオが秀悦です。)
母親が旅の途中、車の中でヘッドホンで聞きながら大好きだと話す黒人歌手の「Smack Daddy」は架空の歌手です。実在していません。
カメラはデジタルカメラを使用しています。デジカムの使用は低予算という理由もありますが、映画の主な舞台が狭いアパート内、車内なので、小型なデジカムが持つ機動力をうまく映像で活用しています。
(ネタバレ!)映画を観るまで絶対読まないほうがいいです!(←じゃあ書くな!(笑))
母親役を演じるパトリシア・クラークソンがトイレでかつらを直すシーンがあります。
ここで母親がすでに抗がん剤の影響で髪が抜けていることが分かります。
はずれたかつら(地毛の上にかぶせている)を直す途中の動作から写すことで、母親の髪全体がかつらのように見せかけています。実際にパトリシアは丸坊主にしていません。でもちょっとしたアイディアでパトリシアが丸坊主でかつらを付け直しているように見えます。ここは演出処理がうまいなぁ、と感心しました。




