パーフェクト・マン ウソからはじまる運命の恋
Story
高校生のホーリー・ハミルトン(ヒラリー・ダフ)は、シングル・マザーの母ジーン(ヘザー・ロックリア)が失恋するたびに引越しを繰り返していた。これでは恋愛にも友達作りも出来ずパーティーにも行けない。ニューヨークに来て今度こそ普通の暮らしをしたいと思ったホーリーは、友達エイミーのおじさん(クリス・ノース)が語る男性像を元に架空の「パーフェクトな男性」を作り上げメールなどで母親の気を引こうと奮闘するが…
Cast
ヒラリー・ダフ:ホーリー・ハミルトン
ヘザー・ロックリア:ジーン・ハミルトン
クリス・ノース:ベン
マイク・オマリー:レニー
ベン・フェルドマン:アダム
アリア・ウォーレス:ゾエ・ハミルトン
キャロライン・レイ:グロリア
ヴァネッサ・レンジーズ:エイミー
Staff
製作:マーク・E・プラット
監督:マーク・ロスマン
脚本:ジーナ・ウェンドコス
撮影:ジョン・R・レオネッティ
音楽:クリストフ・ベック
Goods
パーフェクト・マン ~ウソ~から始まる運命の恋~ [DVD]
販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン (2007-06-14)
定価:¥ 1,800 ( 中古価格 ¥ 979 より )
時間:100 分 / 1枚組 ( DVD )
Notes
お母さんが引越しを繰り返し、それのとばっちりを受ける子供の姉妹…
一瞬シェール、ウィノナ・ライダー、クリスティーナ・リッチ出演の『恋する人魚たち』を連想して、そのリメイク作品かと思いましたが、違いました。
販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン (2003-05-23)
定価:¥ 2,625 ( 中古価格 ¥ 195 より ) / Amazon価格:¥ 350
時間:109 分 / 1枚組 ( DVD )
ヒラリー・ダフ主演の映画は、これまでヒラリーの歌うシーンが必ずありましたがこの映画では初めて歌うシーンが一切ありません。純然たる女優としてのヒラリー・ダフを見ることが出来ます。
『パーフェクト・マン』を演じるのは『Sex and The City』のミスター・ビッグこと、クリス・ノースです。ここでは女たらしではない、落ち着いた大人な男性を演じます。
ヒラリー、新作を見るたびに健康的でポチャポチャしていたのですが、この頃が最高かな?ちょっとガタイがよくなりすぎのような気が…(笑)
そう見えるのも衣装の選び方のせいかなぁ、と。最初に出る真っ赤なドレス姿はかわいいんですけど、劇中ではなぜかガタイが大きく見える胸元のV字ラインが浅い服を着てることが多いんです。
ファッションはよく判らないのですが、ちょっとどうなのかなぁ、と思いました。
母親役のヘザー・ロックリアは本来のゴージャスなイメージを消すためにわざと地味メイクを施してパンツスタイルの地味衣装でシングルマザーを演じています。ただ、元々クール・ビューティー系の顔立ちの人ですから、それが淡々とした感じの役をやると無表情に見えてしまうのは損ですね。ドレス姿とか、勝負服&メイクの時は本領発揮!で美しいです。
娘が母親のキューピット役になるのではなく、母親の理想の男を演じるというシチュエーションを説得力を持って展開し続けるのは難しいと思うのですが、そこをチャット、メールなどwebツールでの匿名性を利用して行うのは現代的でなかなか説得力があると思いました。
母親が引っ越し早々、娘に「出会い系サイトに私を登録してくれ」とお願いするのはびっくりしました。アメリカって、そういうの当たり前なんでしょうかねぇ…。日本じゃ考えられないですけど。
ヒラリーを好きな漫画オタクの男の子(ベン・フェルドマン )が描いているイラストが、アメコミというより日本のアニメ・漫画的なデザインでした。こんなところにも日本のアニメ・コミックの影響が見られるんですね。スタッフ・ロールに日本のアニメ雑誌のアメリカ版「ニュータイプUSA」の名がありました。
ネタバレになるので詳細には書きませんが、DVDの特典映像にある未収録シーン・没エンディングがオタク的美術だらけの場所ですから、その辺のポスターなどの協力かな、と。
ちなみに本編のエンディングも見事な演出なんですが、没エンディングもとてもいいので、何とかうまく活かしてほしかったと思います。没エンディングの方が、それまで男の子の台詞の端々に伏線を張ってたことが活かされるので、演出的にはこちらの方がしっくりくるかもしれません。
ヘザーが勤めるパン屋の同僚で、80年代好きの勘違い男からデートに誘われ、Styxのライブに行くシーンがあります。
いきなり「ドモ アリガット ミスター・ロボット」とStyxの代表曲「Mr.ROBOTO」で始まるライブは本物ではなくトリビュート・バンドだった、というギャグシーンです。まさかヒラリー・ダフ主演のキューティー映画でStyxの名を聞くとは!こういう意外性があるから、キューティー映画はやめられません(笑)
しかも、そのトリビュートバンドのボーカルが、実はStyxの創設メンバーでボーカルのデニス・デ・ヤング、その人が演じているというのには吹っ飛びました。
[youtube:http://jp.youtube.com/watch?v=JC3dpXVkduo]
この映画を楽しむにはStyxを知っておいたほうがいいと思うので、ちょっと説明を。
Styxはアメリカン・プログレの元祖とでもいうべきバンドで、70年代に結成。79年に「Babe」が大ヒット。人気バンドとなりチャートの常連となります。その後82年には日本語を使った「Mr.ROBOTO」で日本でも大ブレイク。
しかし、その後よくあるメンバー同士の「音楽の方向性の違い」というやつで、気が付けば自然解散状態に。
96年にはオリジナルメンバーで再結成されましたが、デニス・デ・ヤングと他のメンバーとの間でバンド名と活動などに関しての訴訟問題が起きてしまい(結果はどうなったんだろう??)、デニス・デ・ヤング抜きでStyxは現在も活動中です。ベースの人がゲイであることをカミングアウトしたり、なんてこともありました。
訴訟問題の影響もあったのでしょうか、この映画のStyxの曲はサントラでは全てデニス・デ・ヤング名義になっています。
80年代に活躍したバンドなら、もっと有名なのが、ましてや微妙なバンドなら他に腐るほどあるのに、何故そんなややこしい状態のStyxを映画で使ったんだろうか、と凄く謎です(笑)
ちなみに、ヘザーが映画の最後のほうで80年代好きの勘違い男に「実は80年代は嫌いなの」と告白するシーンがありますが、ヘザー自身はMotley Crueのドラマー、トミ・リー、Bon Joviのギターリスト、リッチー・サンボラと、思いっきり80年代ハードロックの妻を渡り歩いている人なのが面白いです。セルフ・パロディーな台詞なんでしょうか?(笑)
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