
サンフランシスコで芸術家の母と暮らすダサい内気な高校生のミア(アン・ハサウェイ)。そんなミアの前に祖母のクラリス(ジュリー・アンドリュース)が突然現れ驚くべき事実を告げる。ミアがジェノヴィア国のプリンセスで唯一の王位継承者だというのだ。プリンセスになるためのレッスンが始まる。美しく変身するミア。しかしまだ王位継承は迷っていた。そんな時、ミアのことがマスコミにばれてしまい一躍有名人になってしまう…
ジュリー・アンドリュース:クラリス・レナルディ女王
アン・ハサウェイ:ミア・サーモポリス
ヘクター・エリゾンド:ジョー
ヘザー・マタラッツォ:リリー・モスコヴィッツ
マンディ・ムーア:ラナ・トーマス
キャロライン・グッドオール:ヘレン(ミアの母)
ロバート・シュワルツマン:マイケル・モスコヴィッツ
製作:デブラ・マーティン・チェイス,ホイットニー・ヒューストン,マリオ・イスコヴィッチ
原作:メグ・キャボット
監督:ゲイリー・マーシャル
脚本:ジーナ・ウェンドコス
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
音楽:ジョン・デブニー
販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2005-12-07)
定価:¥ 1,500 ( 中古価格 ¥ 437 より ) / Amazon価格:¥ 1,013
時間:115 分 / 1枚組 ( DVD )
プリンセス・ダイアリー(2) ラブレター騒動篇 (河出文庫)
著者/訳者:メグ・キャボット
出版社:河出書房新社 (2006-07-05)
定価:¥ 714 / Amazon価格:¥ 714
プリンセス・ダイアリー 3 恋するプリンセス篇 (河出文庫)
著者/訳者:メグ・キャボット
出版社:河出書房新社 (2006-08-05)
定価:¥ 714 / Amazon価格:¥ 714
キューティー映画の代表作だと思います。お話は少女漫画チックだし、展開も意外性はなくみんなの期待通りに事が運びます。
しかしそういうシンプルな女の子の夢物語に、日常的なエピソードでティーンの悩みや主人公と祖母の交流などを描き、観客にとって絵空事のようでいて手が届きそうな夢を与えるとても気持ちのいい映画になってます。
この作品がメジャーデビュー作となるアン・ハサウェイは当時、第2のジュリア・ロバーツとして売り出されていました。『プリティ・ウーマン』を大ヒットさせ、ジュリア・ロバーツをスターダムに押し上げた監督、ゲイリー・マーシャルが次に育てようとしていたのがアン・ハサウェイです。アンはこの後、続編の『プリティ・プリンセス2』、日本未公開の『Ella Enchanted』にも出演 * 1
し、プリンセス・キャラクターを確立しますが、逆にそのイメージが尽きすぎて、それを払拭するためヌードになったり * 2
ダーティな役を演じたりします。
アンは庶民的な愛嬌のある顔立ちから、化粧、衣装の具合で野暮ったいイメージから華やかなイメージまで演じられます。ちょっとたれ目が庶民的であり、顔立ちと首筋の美しさに気品が漂っています。これほど「変身」が絵になる女優さんもそういません。ヒット作『プラダを着た悪魔』といい本作といい、アンの変身を実にうまく活かしています。
『メリー・ポピンズ』『サウンド・オブ・ミュージック』で素晴らしい歌声を披露していた名女優ジュリー・アンドリュースが歌こそ歌いませんが * 3
、気品があり威厳がある貴族を堂々と演じています。
アン・ハサウェイと街に繰り出し庶民的なことに色々挑戦するシーンはとても楽しく、ジュリーがとてもチャーミングです。
この映画の原作タイトルと原題は「プリンセス・ダイアリー」なんですね。原作ではミア視点の日記風に日々の思いが綴られていて、お父さんは死んでないし * 4 、クラリスとボディーガードのジョーの恋話はないし、若干違いがあります。
そうそう、祖母で女王のクラリスを慕う、ミアのボディーガード・ジョー役、『プリティ・ウーマン』のホテル支配人役のヘクター・エリゾンドが演ってます。「プリティ・ウーマンの真の主役はホテルの支配人だ!ホテルの支配人を主役でスピンアウト映画撮れ!!」と思ってる僕としてはうれしい限りです。ただ、ボディーガードなのに女王をくどくのは、なんとなくキモかったですが * 5 。
とにかくアメリカ人らしい「ハイソ=ヨーロッパ貴族への憧れ」という図式を日常でかわいらしく描いている良作だと思います。
そうそう、プロデューサーには歌手のホイットニー・ヒューストンが名を連ねています。ゲイリー・マーシャルがインタビューで「誕生日にジュリー・アンドリュースとホイットニー・ヒューストンにハッピー・バースデーを歌ってくれたのが本当にうれしかったんだ。」と語っています。豪華ですね〜