Home 海外NEWS 第2次世界大戦中に陰ながら活躍した米空軍女性パイロット達を描く『Silver Wings』に『グリース ライブ!』監督が参加

第2次世界大戦中に陰ながら活躍した米空軍女性パイロット達を描く『Silver Wings』に『グリース ライブ!』監督が参加

第2次世界大戦中に陰ながら活躍した米空軍女性パイロット達を描く『Silver Wings』に『グリース ライブ!』監督が参加
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第2次世界大戦中に、陰ながら活躍したアメリカ空軍女性パイロット達を描く『Silver Wings』の企画開発に、大ヒットミュージカル「ハミルトン」の舞台演出家で米FOXで生放送した『グリース ライブ!』監督のトーマス・カイルが参加します。当然、監督作を予定しています。


『Silver Wings』は、第2次世界大戦中に陰ながらアメリカ空軍を支えた、女性空軍奉仕パイロット(WASP)を描きます。
原作はキャサリン・シャープ・ランドデック(Katherine Sharp Landdeck)が書いたノンフィクション「The Women with Silver Wings」です。

女性パイロット部隊設立に奔走したのは、自身が女性パイロットのジャクリーヌ・コクラン。彼女の呼びかけによって、飛行経験のある女性パイロットが2万5千人も志願し、その中から1830名が採用。さらに1074名が厳しい空軍機の操縦訓練コースを卒業し、1943年にアメリカ初の女性空軍奉仕パイロット部隊(WASP)が設立されました。

本拠地であり唯一の女性パイロットの基地となったのは、テキサス州スィートウォーターズ・アベンジャーフィールド。門にはウォルト・ディズニー自身が描いたイラストが飾られていました。

その後、各地に配属された彼女たちの仕事は、工場で完成した飛行機を慣らし運転したり現地まで空輸したり、模擬線の標的となる飛行機の操縦をしたりしています。彼女たちは戦場に行くことはありませんでしたが、計38人の女性パイロットが事故などで殉職しています。

しかし1944年、元々女性兵の進出をよく思っていなかった軍組織によってWASPは解散させられます。WASPは民間ボランティア扱いで最後まで正規の軍組織として認められないままでした。そのため、彼女たちは賃金の支払いはなかったどころか、帰りの旅費も支給されず自腹、さらに元の職場にも戻れないという不遇さでした。

彼女たちが認められたのはその後1977年になってから。恩給などの金銭的補償は得られませんでしたが、政府により公式に軍人として認められ、退役軍人としての名誉が与えられました。その時、アーリントン公園墓地に女性兵士の記念碑が建立されています。

もうこの文章を書いているだけで感動します。女性差別の激しい時代に、全米女子プロ野球リーグ創設期を描いた『プリティ・リーグ』を思い起こさせます。
それを2016年キューティー映画にとって最重要作品となった『グリース ライブ!』のトーマス・カイルが監督をするのです。絶対キューティー映画として傑作となることは間違いなしです。

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