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12.03.09

コヨーテ・アグリー

cue


この映画、ジャケットなどのメインイメージから色っぽいお姉さんたちの群集劇のように見えますが、田舎から出てきた一人の女の子がミュージシャンを夢見てNYで奮闘する、とても王道的なサクセス・ストーリーです。

プロデューサーは『トップガン』『アルマゲドン』『パイレーツ・オブ・カリビアン』などでおなじみのジェリー・ブラッカイマー。
そのブラッカイマーが昔手がけて大ヒットした『フラッシュダンス』再び!を目標に作られた映画です。
『フラッシュダンス』はダンサーを夢見ていた女の子のお話…と、今さら書く必要はないですね。

フラッシュダンス [DVD]

販売元:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2008-06-20)

定価:¥ 2,625 ( 中古価格 ¥ 1,000 より ) / Amazon価格:¥ 1,140

時間:94 分 / 1枚組 ( DVD )



舞台となるコヨーテ・アグリーというバーは全員常にハイテンションで、たくさんのお姉さま方がカウンターの上でセクシーダンスをしまくって、酒を撒き散らして、火つけたり水浴びたり…
とにかく凄まじいバーなんですが、「これだけ毎回ハイテンションでメチャクチャしてたら、実際は商売にならんわなぁ。でもまぁ、映画だから派手目の演出をしてるんだろうなぁ。」と思って見てました。

しかしこれ、ニューヨークに実在する「HOGS & HEIFERS」という有名バーがモデルになってるんですね。
実際「HOGS & HEIFERS」では、女性バーテンダーがカウンターにあがってセクシーダンスをしたり、女性客がつられて踊ってブラジャー外したり大騒ぎの店みたいです。天井に無数のブラジャーがぶらさがってるとか。アメリカ人はよく判らん。でも見てみたい(笑)

映画は、音楽・ファッション(キューティー映画定番の着せ替えシーンあり)・友情・親子の絆と、キューティー映画的要素は全て入っています。しかし、ちょっと詰め込みすぎて逆に全てが中庸になってしまっています。
サクセス・ストーリーと平行で描かれる、親子の絆に関するエピソードでは父親役のジョン・グッドマンが、とぼけた中にも大きな愛情を感じる父親をとても素晴らしく演じていただけに、ちょっと勿体ない気もします。

酒場でのお姉さま方の踊りは、それはもう、とても色っぽいのですが、エロいというよりセクシーという感じで、その辺は安い映画にならないようダンスも衣装も気を使ってたようです。
キューティー映画では珍しく…というか、最近のアメリカ映画では珍しく、主人公役のパイパー・ペラーボがヌードでベッドシーンを熱演していました。個人的にはタイラ・バンクスのおっぱいを見せて欲しかったのですが(笑)

音楽に関しては、これまたメインイメージのせいで、何となくヒップ・ホップかダンス系音楽だらけのように思えたりしますが、凄く多岐に渡ったジャンルの音楽が全編を埋め尽くします。

Georgia Satellites(!)、Def Lepperd(サントラ未収録!)、EMF(!!)、Inxsなど90年代に活躍した今となっては懐かしいバンドもかかってびっくり。

物語の最初、主人公がNYに旅立つために開かれたお別れパーティーで、友達みんなが歌う曲はGloria Gaynorの『I will survive』。
さらに、その後、友達の車でニューヨークに向かう時にも別アレンジでこの曲がかかります。
この曲の歌詞は一言で言うと「ボロボロになっても、とにかく強く生き抜いてやるわ。」という内容。この映画のテーマみたいなものを歌っているわけですね。

主人公がアパートの屋上でキーボードで作曲をしているシーンがあります。ふと、隣のアパートからヒップホップが聞こえ、それに合わせて踊っている黒人が目に留まります。主人公はその音に合わせて自分の曲をアレンジして弾きだします。いいシーンでした。

主題歌を歌うリアン・ライムスがラスト登場するシーンの盛り上がり方は、アメリカ人以外にはちょっと判りづらいかもしれません。

グレイテスト・ヒッツ

コロムビアミュージックエンタテインメント (2003-11-19)

定価:¥ 2,415 ( 中古価格 ¥ 443 より )



リアン・ライムスは、アメリカではこの映画に出る前から、すでにグラミー賞をダブル受賞したりした。しかも13歳で!。有名歌手です。しかもカントリー歌手出身。
それを前提とすると「映画の中で主人公の作った曲を『あの』リアン・ライムスがコヨーテ・アグリーに来て歌う」というシチュエーションが、どれだけ特別なものなのか判るのですが、日本での知名度はそれほどないからその凄さが今ひとつ伝わって来ません…残念。

ちなみに、主役のヴァイオレットがコヨーテ・アグリーで踊っているのを写真に撮るカメラマン役は『アルマゲドン』『パール・ハーバー』『トランスフォーマー』などお監督で有名なマイケル・ベイです。この頃、マイケル・ベイはブラッカイマーのお抱えでした。

ソカテゴリー:Review
タグ:アダム・ガルシア, アミール・M・モクリ, イザベラ・マイコ, ジェリー・ブラッカイマー, ジョン・グッドマン, ジーナ・ウェンドコス, タイラ・バンクス, デヴィッド・マクナリー, トレヴァー・ホーン, パイパー・ペラーボ, ブリジット・モイナハン, マリア・ベロ, メラニー・リンスキー
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