ハービー 機械じかけのキューピット

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ハービー 機械じかけのキューピットcue - キューティー映画情報サイト -


往年のTVシリーズ『ラブ・バッグ』のリメイク作品です。

ラブ・バッグ [DVD]

販売元:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント (2009-07-17)

定価:¥ 2,940 / Amazon価格:¥ 2,331

時間:108 分 / 1枚組 ( DVD )


ラブ・バッグ コレクション BOX (初回限定生産) [DVD]

販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2005-12-21)

定価:¥ 6,510 ( 中古価格 ¥ 16,000 より )

時間:301 分 / 3枚組 ( DVD )


しかし、この作品、単なるリメイクではありません。ちゃんとオリジナルからの続編の展開になっています。

まずこの映画、80年代ロックファンにはたまりません。重要な、燃えるシーンでヴァン・ヘイレンの「JUMP」ですよ。
ラヴァー・ボーイ(!)の曲なんかも流れます。
あと、ビーチボーイ、Tレックス、ステッペンウルフなどの名曲のカヴァーも流れます。特にビーチボーイズの「Fun Fun Fun」をカヴァーしたケイリー・ピータースのバージョンはロック・アレンジがかっこいいです。この作品のサントラはお薦めです。

映画のほうはまずオープニングで80年代の懐かしい車キャラ。 * 1 がスペシャルゲストでチョロっと出ます。
「おぉ!」という感じです。 ハービーが元祖ですからね、新旧ご対面という感じでしょうか。

この映画の後、リンジーは髪を赤毛から金髪に変えたので赤毛でバインバインなリンジーちゃんが見れる最後の映画かと。
ちなみに劇中には、リンジーがブレイクしたきっかけのキューティー映画『フォーチューン・クッキー』にちなんだ台詞がお遊びで出てきますよ * 2

お話自体は展開予想が出来る映画です。でも、この映画はそういう予定調和をいかに気持ちよく見続けさせるか、いかに盛り上げて見せるかというところが重要だったりするわけです。
で、それが見事に出来ています。 観ていて楽しく爽快感があります。

中盤、リンジーがマット・ディロンに騙されて、カッコイイレースカーと親友のハービーを賭けの対象にしてしまいます。そしてその賭けにリンジーは負けてしまい、連れて行かれたハービーが、とある場所でメッタメタに壊されるというシーンがあります。
ハービーがぼろぼろになっていく姿は、『天空の城ラピュタ』でロボット兵が潰れていくシーンに涙した人ならグッと来るでしょう。
ほんと痛々しくていいです。

その後リンジーちゃんが助けに来て「私のわがままでごめんね!」とハービーに謝ってコンビ復活となるんですが、そこで先にも書いたヴァン・ヘイレンの「JUMP」ですよ。燃えます。ほんとこのシーンは燃えます。
ちゃんと曲のキーボードソロパートの盛り上がりを映像のクライマックスに合わせた演出なんてサイコー!

ここのシーンは「友情をないがしろにするとダメなんだ。」ということを描いているんですが、こういう単純だけど大事なメッセージを正面切って判りやすく見せるのは凄く重要なことです。非常に好感が持てます。
小難しいテーマを語るより、日常で誰もが感じることを恥ずかしがらずきっちり描くのは大事なことです。

ラストのレースが始まる直前の雰囲気はすっごい高揚感が出ていいです。
レースシーンは実際のアメリカ最大のクラッシュ・レース大会を撮影したものだとか。だからリアルな無数の観客・大歓声は気持ちよかったです。F15の編隊飛行も見れるし。まさか「ハービー」でF15のかっこいい編隊飛行シーンが見れるとは思わなかったです。

ラストのレースシーンは実際のレース中に撮影したものにCG合成なども加えてますが、ちょっと単調な展開で残念でした。もうちょっとコーナーリングとか、レース中の見せ場を色々用意してもよかったとは思うけどなぁ。

監督はチャーリーズ・エンジェルのバチモン設定を使って(笑)レズのキューティー映画『恋のミニスカウェポン』を作った黒人女性アンジェラ・ロビンソン * 3 です。

DVDを観ると、削除されたシーンにリンジーと兄の関係など実にいいシーンが多く、人物描写に丁寧な演出がなされています。しかしディズニーの親子映画の方針のため、その辺をバッサリカットされたのはちょっと残念。

意外とアナログな方法でハービーに表情をつけたり動かしたりしているのですが、それでも思った以上にCG会社が多数参加してました。スターウォーズで有名な世界一の特撮・CG会社のILMもレースシーンのCGで参加してたのにはビックリ。

とにかく、オリジナルが子供向けだったということもありファミリー向けのように宣伝されていますが、「燃える展開の楽しい、ヒロインの夢の実現を描いたキューティー映画」として観るととても面白いと思います。


  1. 「やぁ、マイケル…」とやたら運転手に話したりする黒いあいつです。そう、ナイトライダーがハービーと共演しているんです。 [Back]
  2. ハービーと出会うスクラップ場のシーン [Back]
  3. 彼女、自らレズをカミングアウトしています。 [Back]

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